「外反母趾」女性に多く、男性に少ない"意外理由" 女性は自分の足が弱いということを気に留めて

「足の問題傾向」は性別によって異なる
足には性差があります。もちろん傾向にすぎないので、全員に当てはまるわけではないのですが、知っておくことで自分の足の弱点をより深く理解することができると思います。
私のクリニックに来る方の4分の3は女性です。女性のほうが足のトラブルに見舞われる率が高いのです。
足は緻密な構造をしていて、骨をつなぎとめる靱帯や筋肉が多いことも特徴です。パーツが多いものが壊れやすいのは道理です。
さらに女性の足の靱帯や骨格構造は柔らかいので、アーチが男性よりも崩れやすいのです。「外反母趾」が圧倒的に女性に多いのは、そのためです。もちろん男性でも足の骨格構造が弱い人はいて、そういう人は外反母趾になります。
さらに、女性が出産するときには、骨盤を緩める「リラキシン」というホルモンが分泌されます。このホルモンが足にも作用するので、足の靱帯も緩むことになり、その結果、足のアーチの形も変わります。そのせいで、産後から足のトラブルを抱える女性が急増します。
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