「外反母趾」女性に多く、男性に少ない"意外理由" 女性は自分の足が弱いということを気に留めて
このときに、骨格構造が弱い足であれば、関節が緩んで親指の手前の骨(中足骨)が内側にせり出してくるために外反母趾になります。親指が外反するのは結果です。
逆に骨格構造が強い足であれば、外反母趾のように親指が横にずれることはありません。横にではなく、上にずれて、関節がロックされたような状態になります。これが「強剛母趾」です。
親指の付け根が痛くなるため「痛風」と間違われる
強剛母趾は、生まれつき親指の付け根に負荷がかかりやすい骨格の人に多く見られます。つまり、アーチが崩れて発症するメカニズムは、外反母趾も強剛母趾も同じなのです。
足にかかる負荷に耐えきれず、親指の関節が内側(親指自体は外側)へ逃げていくのが外反母趾で、エネルギーが関節内に集中して関節が壊れてしまうのが強剛母趾なのです。
![](https://tk.ismcdn.jp/mwimgs/4/0/570/img_40710a5b167b4c35b5826f38d8a2f3e1126527.jpg)
強剛母趾には、外反母趾のような目立った変形はありません。けれども、関節の内部では常に衝突事故が起こっているようなものなので、やがて関節が壊れていきます。
親指の付け根の関節を少し動かしただけで痛み、ひどくなると立っていることさえ難しくなります。
関節内部へのダメージが強く、重症化すると炎症を繰り返した関節が破壊されて、親指が全く曲がらなくなります。最終的には、親指を反り返らせることもできなくなります。
なお、強剛母趾では発作的に親指の付け根が痛くなるため、「痛風」と間違われることが少なくありません。特に尿酸値が少し高めの場合には、医師でも痛風だと思い込んでしまうことがあります。
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