「1155円」「957円」頭のいい人なら気づく"法則" 数学ができる人は世界をこんなふうに見る
「頭のいい人は、日常をどんなふうに見ているのか?」
同じ日常を送っていても、知識の深さや物の見方次第で、得られる発見や洞察は驚くほど変わります。頭のいい人は探求心を持ち、日常の中で目にする何気ない言葉にも「この定義は何だろう?」と疑問を抱きます。その疑問が新たな発見を生み、さらなる知識を獲得。その答えをつなぎ合わせることで、連続的な学びを得ています。こうしたプロセスを通じて、頭のいい人たちは脳内で〈学習の自動化〉を実現しているのです。
この記事では、東大生作家の西岡壱誠氏の最新刊『頭のいい人だけが知っている世界の見方』より、教養のある「頭のいい人」たちの独自の世界の捉え方について、詳しくご紹介します。
頭のいい人は「1155円」「957円」を見て法則に気づく
みなさんは、数字の約数に注目したことはありますか? おそらく多くの人はそういう経験がないと思うのですが、数字の約数に注目すると、面白いことがわかる場合があります。
例えば、みなさんが4人でコンビニに行って、お菓子を買ったとします(全員イートインとします)。そして4人のお会計が、それぞれ「330円」「726円」「1155円」「957円」だったと仮定しましょう。
このとき、この4つの数字を割ることのできる共通数=「公約数」は、なんでしょうか?
約数は、ある数を割りきることのできる整数のことです。18なら2や3や6や9、32なら2や8や16のことを指します。そして実は、例にあげた4つの数字は、すべて11の倍数になります。
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