将来地上から姿を消す?相鉄鶴ケ峰駅の「潜在力」 「西谷と二俣川の中間」ズーラシアの最寄り駅

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鶴ケ峰駅のホームは2面2線のシンプルな対面式で、2021年11月にホームドアが設置された。階段やエスカレーターで上がった橋上駅舎の2階部分に改札口が1カ所ある。1962年、相模鉄道で初めて橋上駅舎となったのが同駅だった。駅舎はその後、利用者の増加を受けて増築されている。

ずらりと並んだ改札機を出ると、南北に出入り口が分かれる。「崎陽軒」のほか、相鉄ステーションリテールが運営する「ステーションIST」が店舗を構える。横浜、三ツ境、瀬谷、さがみ野、海老名の各駅で営業をしており、相鉄線ユーザーにおなじみの店舗だ。

鶴ヶ峰駅付近 踏切 ココロット鶴ヶ峰
駅西側の水道道の踏切。奥にそびえるのが南口の再開発ビル「ココロット鶴ヶ峰」(記者撮影)

反対側の南口は改札横の「崎陽軒」前の連絡通路が2007年に開業した29階建ての再開発ビル「ココロット鶴ヶ峰」に直結する。高層階はマンション、低層階はスーパーマーケット「そうてつローゼン」といった商業施設が入り、一帯のランドマークになっている。

駅長が語る鶴ケ峰駅

鶴ケ峰の藤岡正治駅長は同駅のほか、新横浜、羽沢横浜国大、西谷、上星川の各駅を管轄する。駅の利用状況については「通勤や駅周辺の学校への通学、旭区役所などの利用者が多い」と説明する。

藤岡駅長は1989年入社。いずみ野線沿線の出身で、二俣川駅での勤務を皮切りに車掌や駅助役、本社などで勤務してきた。「鶴ケ峰は高校時代、友人宅によく集まっていた思い出があります。南口はココロットが建ってかなり近代化されましたが、北口の古きよき商店街の雰囲気はほとんど変わっていません」という。

相鉄 鶴ヶ峰駅長
鶴ケ峰などを管轄する藤岡正治駅長。改札口の頭上に「鶴」が舞う(記者撮影)
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