異業種交流会で「人脈づくり」満足する人の盲点 多数の味方をつくる、鯱もなか流・人脈形成術
入会して1カ月くらいは、自分の知らない世界を垣間見ることができ、普段知り合うことのないような人たちと交流が図れるので、毎日が刺激的でした。Facebookの友人もみるみる増えていきました。
ビジネスに活かせるような人脈に乏しかった僕が、さまざまな業界で活躍している人と知り合い、交流できる相手が一気に増えたことは、大きな自信になりました。
けれども、紹介してもらった分、自分も誰かを紹介しなければならないというルールが次第につらく感じるようになってしまったことが、退会した大きな要因です。
人脈は、数よりも質の方が大事だと思うのです。
リファーラルマーケティングを活用することで得たものは確かにありましたが、それなりに費用もかかりましたし、時間も取られました。手っ取り早く人脈を広げるための方法としては良いかもしれませんが、それだけではビジネスで有効活用できるとは言えない、というのが僕の感想です。
こういった会員制のサービスに入らずとも、いわゆる「異業種交流会」はいろいろなところで開催されています。友達が友達を連れてくるようなレベルの飲み会で、思わぬ業種の方と知り合うことだって珍しくありませんよね。そうした集まりに前向きに参加することは、新しい世界に触れるチャンスです。
自分にないものを持っている人と親しくなる
「人脈は数よりも質」だとお伝えしましたが、ではどうやって質を判断すればいいのでしょうか?
僕は、「自分にないものを持っている人」がその判断基準だと考えます。
たとえば、SNSのフォロワー数やコメント数、投稿の盛り上がりなどがそれにあたるでしょう。また、まったく異なる分野の企業もまた、自分にないものを持っている相手といえます。「老舗和菓子屋と、この業界の企業がなぜ⁉」という異色のコラボが引き起こす化学反応は、想像以上の影響力があります。
以前、Jリーグ「名古屋グランパス」やプロフットサルクラブ「名古屋オーシャンズ」とコラボ商品を出したことで、スポーツを応援する人たちにも「鯱もなか」をアピールすることができました。
これまで名古屋を訪れたことがなかったような人たちが、ソーシャルゲーム『アイドルマスター』シリーズのコラボグッズを求めて、大須の店舗へ来店されたケースもありました。アイドルたちとのさまざまな展開もまた、異業種コラボの良い例です。
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