アップル取引先リスト なぜあの会社がない?

アップル取引先リスト なぜあの会社がない?

アップルが1月13日、部品仕入先や生産委託先などの取引先リストを初めて公表したことが波紋を呼んでいる。「アップル・サプライヤーズ2011」と記されたリストには、アルファベット順で156社の社名を掲載。この156社が調達にかかわる全支払いの97%を占めているという。

リストの中にはソニー、パナソニック、東芝、シャープ、NEC、村田製作所など日本企業も32社ほど含まれている。大手企業だけでなく、金属の鏡面加工を得意とする東陽理化学研究所、アルミ加工の銭屋アルミニウム製作所など未上場中堅企業の名前もある。

一方で、このリストからは「あるべき会社」が抜けている。液晶用偏光フィルムやタッチパネル用導電部材の日東電工、ガラス飛散防止粘着フィルムのDIC、強化ガラスの旭硝子、LEDバックライトの豊田合成などの社名がないのだ。

週明け16日の株式市場では、日東電工やDICの株価が4%強下落するなど、少なからぬ影響を与えた。

しかし、リストにない企業の部品がアップル製品に使われていないと考えるのは短絡的だ。「当社の部品は直接納入ではなく、パネルメーカーを経由して使われている。間接的な取引は入っていないようだ」とリストに入っていない企業の担当者は解説する。

ビジネスの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • ポストコロナのメガ地経学ーパワー・バランス/世界秩序/文明
  • 最新の週刊東洋経済
  • コロナ後を生き抜く
  • 読んでナットク経済学「キホンのき」
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
コロナ徹底検証<br>日本は第2波に耐えられるか

米国やブラジルでは新型コロナウイルスの感染拡大が続いていますが、日本は感染者も死者も圧倒的に少ない。その理由はいったいどこにあるのでしょうか。政策面、医療面から「第1波」との戦いを検証。「第2波」への適切な備え方を考えます。