「有名企業への就職に強い大学」ランキングTOP200 理系人材の不足で工科系大学が上位を席巻

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規模が大きいながら実就職率が高い東京理科大学(写真:yu_photo/PIXTA)

大学生の就活における大手志向は強い。その背景にあるのは、不確実で変化の激しい社会を生き抜くスキルが身に付く環境が用意されていること。さらに、給与や福利厚生、働きやすさなどの待遇面も大きな要因となっているようだ。

大学生に人気があるうえ、その門戸が狭いため、大手企業に就職するハードルは高い。リクルートワークス研究所の調査によると、2024年卒の全体の求人倍率が1.71倍なのに対し、従業員5000人以上の企業に限ると0.41倍と大幅に低くなるのだ。

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そんな大手企業に多くの学生が就職する大学は限られている。大学通信が毎年、医学部と歯学部の単科大学を除くすべての大学を対象として行っている就職状況調査によると、今回の集計対象となった有名企業の就職者総数は6万1477人。このうち、「有名企業400社への実就職率が高い大学」ランキングの上位20大学分は2万1769人で、全体の35.4%を占めるのだ。

では、有名企業に強いのはどのような大学なのか。新卒採用で大学名不問を打ち出す企業が多い中、ランキングのトップ20には難関大が数多く並んでいる。地頭のよい学生が多いことから、大学名を見なくても、結果として難関大優位のランキングになるということか――。

2年連続で豊田工業大学がトップ

ランキングを詳しく見ていこう。1位は2年連続の豊田工業大学。トヨタ自動車が社会貢献の一環として設立した大学だ。充実した教育・研究環境とともに、国立大並みの学費ということもあり優秀な学生が集まる。就職者が多い企業は、トヨタ自動車(11人)や、豊田自動織機(5人)、デンソーと三菱電機(各3人)など。

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