アンパンマンで合格?東大生「驚愕の試験テク」4選 試験会場で焦らないために知っておきたいこと

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④周りの音を聞く

東大文科一類で合格したDさん。この人のテストの受け方はかなり特殊で、「試験中に周りの受験生たちのペンの音を聞く」というものです。

他人の解答用紙を見たらカンニングになってしまうので不正行為になってしまいますが、他人が問題を解いている音を聞くのは不正行為ではありません。Dさんは、周囲の人の問題を解く音で状況を把握して、緊張を軽減していたのだそうです。

周りの受験生がどれくらいサラサラと動いているか、それともペンが止まってしまっているのか、音で判断していたのだそうです。ペンが動いていたら「今年はそこまで難しくないのかもしれない」と考え、ペンの音が聞こえなかったら「時間がかかる問題が出題されているのかもしれないな」と考える、というわけです。

そこまでやらなくても、という気持ちになりますし、東大生たちに聞いても「流石にそこまでしなくてもいいんじゃない?」という人も多かったですが、「ほかの受験生がどれくらい焦っているかを意識する」というのはいいテストテクニックだといえます。

試験は基本的に「相対評価」

どんなに難しい問題が出題されても、試験は基本的に相対評価ですから、周りの人もその難しい問題が解けていないのであれば、そこで差はつきません。でも焦ってその問題に時間をかけすぎてしまったり、パニックになってケアレスミスをしたりしてしまうと、大失敗します。

重要なのは「自分だけではなく、他の人もこの問題は難しいと感じるはずだ」と考えるメタな思考なのです。

そういう意味で、試験会場の雰囲気を感じるというのも1つのテクニックだといえます。ぜひ参考にしてみてください。

いかがでしょうか? ちなみに僕は「焦ったときに天井を見る」ことをしていました。焦っていることを自覚したら上を向いて、精神を一度リセットするのです。こうすることで自分が焦っている状況をリセットして問題に臨めるようになります。ぜひ参考にしてみていただければと思います。

西岡 壱誠 現役東大生・ドラゴン桜2編集担当

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にしおか いっせい / Issei Nishioka

1996年生まれ。偏差値35から東大を目指すも、現役・一浪と、2年連続で不合格。崖っぷちの状況で開発した「独学術」で偏差値70、東大模試で全国4位になり、東大合格を果たす。

そのノウハウを全国の学生や学校の教師たちに伝えるため、2020年に株式会社カルペ・ディエムを設立。全国の高校で高校生に思考法・勉強法を教えているほか、教師には指導法のコンサルティングを行っている。また、YouTubeチャンネル「スマホ学園」を運営、約1万人の登録者に勉強の楽しさを伝えている。

著書『東大読書』『東大作文』『東大思考』『東大独学』(いずれも東洋経済新報社)はシリーズ累計40万部のベストセラーになった。

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