香取慎吾「2025年はソロでブレイク」超納得の理由 「国民的ソロタレント」としてのポジション確立なるか

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映画『犬も食わねどチャーリーは笑う』では、妻に“旦那デスノート”を書かれるデリカシーのないダメ夫を好演。さらに三谷幸喜さんが脚本・演出を手がけた配信ドラマ「誰かが、見ている」(Amazonプライム・ビデオ)では、失敗続きで次々に仕事をクビになってしまい、さらにそれを壁の穴からのぞかれて世界配信される男を演じました。

香取さんはまるで「脱アイドル」するように“残念な男”を演じる機会が続いたことで、業界内での見方が変わりはじめていたのです。だからこそ「日本一の最低男」で演じる一平は単に悪い男というわけではありません。

「家族や社会の問題に気づかされ、悪戦苦闘しながらも価値観をアップデートさせ、世の中を変えようとする」という演技力が評価されなければオファーされない難役であり、歌のときと同じように「香取慎吾ってこんなに演技うまかった?」という声があがる可能性を秘めています。

香取慎吾
11年ぶりのフジテレビドラマの主演で、久しぶりにお台場に通う日々だという(画像:本人の公式Instagramより)

テレビマンを引きつける人間性

香取さんは「日本一の最低男」の制作発表に際して、「今から7、8年前、フジテレビでずっとレギュラー出演させていただいていた番組が終わることになって、その最終回の収録が終わったとき、レインボーブリッジを渡って帰ったんですね。それ以来、あの橋を渡ってお台場に来ることは、ほとんどなくなって」などと、「SMAP×SMAP」が終わった当時を振り返りました。

SMAP時代の話を自然体で語れるところも、現在の香取さんが支持を集める要素の1つでしょう。

さらに「でも、それだけの長い年月を経たことによって、テレビって、すごくすてきで華やかで、でもそのぶん、テレビを作ることはすごく大変なことなんだ、ということに気づくことができたんですよね」「しばらくテレビの世界から離れていたからこそ、逆にテレビのことがよくわかるようになった」「だから今は、そんな華やかな世界にまた足を踏み入れられるという喜びと、離れていたからこそ感じるプレッシャーと、その両方を味わっているところです」などとコメントしました。

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