香取慎吾「2025年はソロでブレイク」超納得の理由 「国民的ソロタレント」としてのポジション確立なるか

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「『FNS歌謡祭』がテレビ初出演」という札幌在住のバンド・Chevonにほれ込み、コラボすることで引き上げるような動きもあり、いかに本気で音楽に向き合い、楽しもうとしているかが伝わってきます。

香取慎吾
Chevonのメンバーとの仲睦まじいショットを披露(画像:本人の公式Instagramより)

現在、民放主要4局にはゴールデンタイムの音楽番組があり、「知名度と実力を併せ持つアーティストは1組でもほしい」のが実情。その点、香取さんは「FNS歌謡祭」で個人全体とコア層(主に13~49歳)の瞬間最高視聴率を獲得したこともあって、数字の面でも期待されているのです。

特に「ミュージックステーション」(テレビ朝日系)、「CDTV ライブ!ライブ!」(TBS系)、「with MUSIC」(日本テレビ系)はライブ演出にこだわった音楽番組だけに、さまざまなアーティストとコラボできる香取さんの存在は貴重。

「出演者が男女アイドルやK-POPグループに偏りすぎ」などの批判も少なくない中、40代ならではの円熟したステージングを見せ、コラボもこなせる香取さんの存在は大きく、2025年はソロアーティストとしてのオファーが増えるでしょう。

イメージを覆す「残念な男」に挑戦

ソロアーティストとしての新鮮な姿を見せている一方、俳優としては「再評価されている」という感があります。

来年1月スタートのドラマ「日本一の最低男」で演じるのは、人生崖っぷちに追い込まれた家族嫌いの最低男・大森一平。「昭和的な価値観のせいで不祥事を起こして退社し、無職同様の日々を送っていたが、区議会議員選挙に出て当選するためにニセモノ家族を演じる」というタイトル通りの悪い男を演じることになります。

日本一の最低男
最近、“残念な男”を演じる機会が増えている(画像:フジテレビ公式サイトより)

香取さんと言えば国民的アイドル・SMAPのメンバーだっただけに等身大の若者を演じるか、「西遊記」(フジテレビ系)の孫悟空や「こちら葛飾区亀有公園前派出所」(TBS系)の両津勘吉のような個性の強いキャラクターを演じるか。いずれにしてもパブリックイメージに合う「明るい役柄の印象がある」という人が多いでしょう。

2010年代に入るとクールなキャラクターを演じる機会こそ増えていましたが、SMAP解散後はさらにイメージチェンジ。映画『凪待ち』では、ギャンブル狂いで暴力的な主人公を演じ、恋人を殺されて自分が疑われてしまうというハードな役柄を演じました。

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