下痢をむやみに薬で止めようとする人の盲点 下痢の原因は何なのかを考えて対策をする
もう一つの下痢の原因は、食あたり(食中毒)、感染性胃腸炎です。 食あたりは、季節や食品によって症状があらわれるまでの時間が異なります。また、食べた人の免疫力も関わりますので、同じものを食べても全員が下痢をするわけではありません。
食あたりのときは下痢止め薬を使わないのが原則
原因となるウイルスや細菌の中には、熱に弱いものもある一方で、例えばカレーでの食あたりの原因になるものは、耐熱性で加熱しても食あたりを防ぐことができないので注意してください。
感染性胃腸炎は、食べ物ルート以外でウイルスや細菌由来の胃腸炎になったものを指し、嘔吐下痢症と言われるものが多いですから、要するにこちらも原因は食あたりと一緒です。
ウイルスや細菌を身体の外へ出そうとする防御反応が下痢になります。下痢止め薬を使うとウイルスや細菌の体外への排出を止め、体内に残ってしまいますから、症状を悪化させたり、回復を遅らせてしまうことになりかねません。よって食あたりの下痢では、下痢止め薬を使わないのが原則です。
なお、下痢をしているとどんどん水分を便に出して、脱水になる可能性があるため、スポーツドリンクのような吸収されやすい水分の摂取は心がけましょう。またこの下痢の場合は、整腸剤はぜひ飲むようにしましょう。ほとんど副作用がなく下痢を1日程度短縮するとされています。
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