なぜ呼子のイカは全国ブランドになれたのか

短所を長所に変えた逆転の発想

イカは市場にあげてセリにかけていたら、生きたまま卸せない。そのため、呼子のイカ漁師たちはそれぞれが契約した飲食店に直接イカを卸すようにしている。このスピードにこだわった漁師と飲食店の連携プレイが、呼子のブランドイカを生み出している。

呼子が打ち出す驚きの新商品

輸送技術が発達し、呼子のイカは全国各地、どこでも味わえるようになった

生き作りで有名な呼子のイカは、いまや全国各地どこにいても味わうことができる。実は、ケンサキイカを袋詰めにして、宅急便で全国各地に生きたまま届けているという。その名も「活きてるまんま」。これは人工海水と酸素を入れて密閉する技術により実現された商品である。

イカは本来生命力が弱いが、この技術によって24時間は生きていられるそう。輸送技術が発達していなかった昔では考えられないようなことである。生命力が弱いイカ。だからこそ、新鮮な「生き作り」で味わえる呼子町のイカは貴重なグルメとして人気を呼びブランド化に成功する事ができた。

違った目線で物事を見つめ直せば、その街にしかない個性を見出す事が出来る。呼子のイカは、生命力の弱さという短所をむしろ最大の売りとする長所に変えた逆転の発想で新たなビジネスチャンスを生んだ一つの好例といえるだろう。

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