日本のかつお・まぐろ漁、なぜ衰退が続くのか

南洋での入漁料高騰が大打撃に

カツオのタタキ(写真:marucyan / PIXTA)

世界のかつお・まぐろ類の消費量の伸びは著しい。漁獲量も1982年の190.1万トンから2012年には488.9万トンと、約2.6倍にも拡大している。とりわけ、かつお類の漁獲量の伸びは大きく、世界のかつお・まぐろ類の漁獲量の57%を占めて279.5万トン。30年間で約3.5倍の伸びになる。

その一方で、かつては世界一の漁業国であった日本の地位が低下している。総漁業量は1982年時には1282万トンだったが、2012年には484万トンと3分の1に激減。中国などに後れをとり、いまは世界第8位に甘んじている。かつお・まぐろ類の漁獲量に関しても、日本は45.8万トンで世界第2位を維持しているものの、第1位のインドネシアの66.6万トンに大きく引き離されている状態だ。

このように苦戦する日本の漁業だが、その理由は何なのだろうか。

深刻な高齢化問題

自民党本部で5 月26日、かつお・まぐろ漁業推進議員連盟第7回総会が開かれた。総会には新代表に就任した鈴木俊一元環境相や副会長の小野寺五典元防衛相など議連のメンバーの他、「日本かつお・まぐろ漁業協同組合」、「一般社団法人全国遠洋かつお・まぐろ漁業者協会」と「一般社団全国近海かつお・まぐろ漁業協会」が参加した。

さらに管轄官庁である水産庁に加え、国土交通省や厚生労働省、さらに外務省や法務省、財務省からも関係法規の担当者が出席し、日本のかつお・まぐろ漁業が直面する諸問題について話し合った。

今直面している課題・・・そのひとつは高齢化問題だ。

「全国遠洋かつお・まぐろ漁業者協会」によると、2012年時の同会所属船の年齢構成は平均56歳で、60歳以上が37%を占める。さらに新規就業者は5名にすぎず、同協会は船員確保と育成が喫緊の課題だと訴えた。

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