あなたの街のイトーヨーカドーが閉店した必然 総合スーパーの非食品売り場にダイソーなど進出

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ダイソーは、「脱100円」を進める中で、品揃えが充実し大型化したDAISOに加えて、高価格帯業態Standard Products、THREEPPY、を開発しており、3業態、2業態がセットで出店するようになっている。

ダイソーが重宝される事情

次の表は最近2カ月ほどのダイソーの商業施設出店を抽出したものだが、総合スーパ―系の施設にはセットで出店していることがわかるだろう。これも、かなり集客力もあるし、広いスペースを埋めてくれるテナントとして、総合スーパーにとってはありがたい存在だ。

ユニーの上層階がドン・キホーテになり、ヨーカ堂のアパレル売場がアダストリア(FOUND GOOD)になるのも、同じような流れだ。ニトリデコホーム、ユニクロ+GUのセット出店も増えている。

ヨーカ堂の跡地を多く引き受けたことで、「ロピアの急拡大!」として注目が集まったが、総合スーパーの食品特化という大きな流れは、こうした専門店チェーンに、ちょっとした成長フロンティアを生み出している、ということも注目に値するのではないか。

中井 彰人 流通アナリスト

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なかい あきひと / Akihito Nakai

みずほ銀行産業調査部で小売・流通アナリストに12年間従事。2016年同行を退職後、中小企業診断士として独立、開業。同時に、慶應藤沢イノベーションビレッジでベンチャー支援活動を開始、近年は地方創生支援活動も実施中。並行して、流通関連での執筆活動を本格化し、TV出演、新聞、雑誌などへの寄稿、講演活動などを実施中。2020年よりYahoo!ニュース公式コメンテーター、2022年Yahoo!ニュースオーサーを兼務。主な著書「図解即戦力 小売業界」(技術評論社)。現在、東洋経済オンライン、ダイヤモンドDCSオンライン、ITmediaビジネスオンライン、ビジネス+ITなどで執筆、連載中。

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