あなたの街のイトーヨーカドーが閉店した必然 総合スーパーの非食品売り場にダイソーなど進出

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セブン&アイHDのスーパーストア事業の改善策の柱は、①首都圏特化、②アパレル撤退と食品特化、③グループスーパー再編、となっている。つまり、首都圏中心の食品スーパーとしてグループ内スーパーの経営資源を結集する、ということになる。

首都圏特化に関しては決算説明資料によると、「首都圏でも採算性・戦略適合度の低い店舗は戦略的撤退」としている。では実際どのような店舗が閉店対象となったかは、次のとおりだ。

イトーヨーカドーの閉店対象となったのは?

このリストを見ると、「首都圏以外からの撤退」「首都圏は老朽化店舗を閉店」「計画通りに実施している」ということがわかる。

地方に関しては、首都圏、および一部3大都市圏に物流網を集約し、そこから離れた北海道、東北などを地域ごと閉めるというもので、必ずしも今、大赤字という店ばかりではないのだろう。

この地方撤退に関しては、多くをロピアが引き受けることになり話題となった。追加投資をすれば改善可能性がある店舗もあったのだろうが、渦中のヨーカ堂にその時間的余裕がない、ということだ。

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