「第2志望の対策は不要」侮った受験生のヤバい末路 受験に親が介入したほうがいいポイントとは?

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受験というのは移り変わりが激しいものです。去年までの問題形式と大きく変わった問題が出ることも考えられます。新課程になる今年は特に問題が大きく変更されることもあると言われています。

そんなときに、少し形式の違う第2志望の過去問対策をやっていたらどうでしょう? 幅広い傾向に対応できるようになりますよね。第1志望の過去問対策だけをしている受験生よりも、第2志望の併願校もしっかり対策している人のほうが、傾向が変化したときには合格率が高くなるのです。

もちろん中には、「第1志望に不合格になったら、第2志望に合格したとしても、浪人するからいいんだ」という受験生もいるかもしれません。でも、「第2志望に合格した状態」で浪人するのと、「第2志望に不合格になった状態」で浪人するのとでは浪人の成功率が大きく異なります。

第2志望の勉強が第1志望の合格につながる

僕も浪人したからわかるのですが、早稲田大学に合格したけどそれを蹴って東大を目指して浪人している人は、「自分は、早稲田大学には合格できる実力はあったんだ。だから今年1年頑張れば、東大にも合格できるはずだし、もし無理でも早稲田大学には行けるはずだ」と思えて、自信を持って勉強ができます。

第2志望に不合格になった状態で浪人している人だと「早稲田にも落ちた自分が、東大なんて合格できるのかな」というような不安に襲われてしまい、緊張で体調を崩したりしてしまうものです。結局、浪人するにしても、第2志望の勉強をしておくべきなのです。

お子さんから「うざい」と思われるかもしれませんし、けんかになってしまうかもしれませんが、それでも「ちゃんと第2志望の勉強もやりなさい」という声かけは行っていただきたいと思います。それは結果的に、第1志望の合格にもつながっていくはずです。

西岡 壱誠 現役東大生・ドラゴン桜2編集担当

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にしおか いっせい / Issei Nishioka

1996年生まれ。偏差値35から東大を目指すも、現役・一浪と、2年連続で不合格。崖っぷちの状況で開発した「独学術」で偏差値70、東大模試で全国4位になり、東大合格を果たす。

そのノウハウを全国の学生や学校の教師たちに伝えるため、2020年に株式会社カルペ・ディエムを設立。全国の高校で高校生に思考法・勉強法を教えているほか、教師には指導法のコンサルティングを行っている。また、YouTubeチャンネル「スマホ学園」を運営、約1万人の登録者に勉強の楽しさを伝えている。

著書『東大読書』『東大作文』『東大思考』『東大独学』(いずれも東洋経済新報社)はシリーズ累計40万部のベストセラーになった。

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