「東武鉄道の路線って、伊勢崎線にしろ桐生線にしろ、終点方面の町の名が路線名になることがほとんどじゃないですか。でも、野田線は中間の町が路線名になっているんですよね。発祥の地であることも含め、この路線にとって特別な意味を持つ区間なんだと思います」(清水駅長)
60kmをちょっと超える東武アーバンパークライン。そのおおよそ中間に位置するこの区間は、地味なようで実は60km全体を支えている、すべてのはじまりの重要区間というわけだ。
「伸びしろ」が大きい町
ちなみに、清水駅長はこれまで乗務員時代を含めて群馬県は館林を拠点に鉄道マンとしてのキャリアを刻んできた。アーバンパークラインにやってきたのは、今回が初めてという。
「野田と館林はどちらも醤油の町なんです。館林の醤油は、野田から醤油醸造を学んではじめたのだとか。意外なところにつながりがありますね」(清水駅長)
ともあれ、東武アーバンパークラインの中で、やはり“野田線”と呼びたくなる野田市駅周辺。高架化して駅前広場の整備も進み、ここも少しずつ変わっているのだろう。数年ぶりにこの町にやってきた人には、また新しい姿を見せてくれるに違いない。
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