東武「ザ・野田線」、清水公園から梅郷までの大変貌 路線発祥の地、野田市は単線でも巨大駅の貫禄

✎ 1〜 ✎ 70 ✎ 71 ✎ 72 ✎ 73
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

そして、野田市駅。市の名を冠するだけに、生まれ変わった高架の駅舎はまるで新幹線のターミナル。高架ホームの端っこからはキッコーマンの工場もちらりと見える。2023年11月には新しく駅前広場も完成した。まだまだ駅の周囲に空き地が広がっているから、今後の再開発も待たれる、といったところか。

「新しい野田市駅は、“蔵の町”をイメージして赤レンガ風のデザインになっています。最終的には東口と西口を結ぶ自由通路も完成します。駅前の空き地にも何ができるのか、将来が楽しみなエリアです」(清水駅長)

単線から2面4線のホーム

数年前にこの駅を訪れたことがあるが、駅前広場はまだ完成しておらず、工事の仮囲いばかりが目立っていた。それを思えば見違えた野田市駅。きっと、数年後にはまた違う姿になっているのだろう。

「この区間は単線の高架になったのですが、野田市駅は2面4線。どの線路からも上り・下りに発車できる構造になっています。ダイヤが乱れたときなどに柔軟な運用ができるのではと期待しています」(清水駅長)

東武アーバンパークライン 野田市駅
2面4線の野田市駅。1本の線路から次々に分かれるダイナミズム(撮影:鼠入昌史)
関連記事
トピックボードAD
鉄道最前線の人気記事