東武「ザ・野田線」、清水公園から梅郷までの大変貌 路線発祥の地、野田市は単線でも巨大駅の貫禄

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「自然と融合した町という意味合いで、アーバンパークラインの中では、どちらかというとパークの部分になる区間ですね」

こう一言で説明してくれたのは、東武柏駅管区の清水昇野田市駅長。清水駅長が預かっているのは、清水公園、愛宕、野田市、梅郷の4駅だ。

東武鉄道 野田市駅長
東武柏駅管区の清水昇野田市駅長。同駅を含む野田市内の4駅を預かる(撮影:鼠入昌史)

「この区間は、春日部にも柏にも、どちらにもちょうど20分くらいなんです。だからお客さまの流れはどちらも同じくらいですかね。柏方面にはつくばエクスプレスと接続している流山おおたかの森駅もありますし、東京方面に向かうには選択肢も多くて便利なエリアだと思います」(清水駅長)

自然豊かでのどかな雰囲気もありながら、それでいて交通の便に恵まれた野田の町。清水駅長が「パーク」と表現する区間にあって、シンボリックな駅が清水公園駅だ。その名の通り、清水公園の最寄り駅である。

広大な公園と住宅地

清水公園は、まだこの地に鉄道が通っていなかった明治時代の半ばに生まれた古い公園で、広大な園内には日本最大級のフィールドアスレチックやツツジ園に梅園など四季折々の花が楽しめるゾーンなどが目白押し。隣接地には野球場や陸上競技場などもあって、まさに野田市民を含めた周辺地域の人々にとっての憩いの場になっている。

「清水公園の陸上競技場は中学生の駅伝大会などもやっているんです。野田市はスポーツ文化都市を標榜しており、それを象徴するような施設ですね。いまではクルマやバスで公園に行く人が中心になっているようですが、それでも土日には清水公園駅を利用される方も多くなります。また、駅の東側には東武グループで開発した住宅地のソライエもあります」(清水駅長)

東武アーバンパークライン 清水公園駅
清水公園駅東側には東武の開発した住宅地「ソライエ」が広がる(撮影:鼠入昌史)
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