国の暫定規制値の10分の1を基準値として放射性物質の独自検査を行っています--緒方大助・らでぃっしゅぼーや社長(第1回)

国の暫定規制値は高すぎるんですよ。これは世界基準で核戦争が起きたときの基準値ですからね。この規制値以下にしてしまうと売るものがなくなってしまうのでこれくらいは食べてください、と国民に我慢してもらうような値なんです。一時的に我慢する値だから“暫定”なんです。
 
 核戦争が起こっているわけでもない状況で、いつまでも暫定規制値のままでは高い値の食品を食べ続けることになり、当然ながら消費者の理解も得られません。実際、検査を重ねるうちに放射性物質は検出されなくなってきました。

--安全志向や健康志向が高まっているにもかかわらず、農産物の放射性物質に関してここまで厳しく自主検査を行う流通業者はなかなかほかにありません。

実は、消費者が安全だと思っている有機認証の基準にさえ放射性物質の規定はないんです。25年前にもチェルノブイリで原発事故がありましたが、今に至るまで世界中見渡しても有機認証の規定の中に放射性物質の記述は一切ありません。
 
 そもそも有機認証は、農業という産業からケミカルインパクトを減らしましょうという運動から出発した制度です。

つまり、農薬や化学肥料など農業による“能動的な行為”のみを規制している。放射性物質のように不可避に降って来た“受動的なもの”に関しては農家のコントロール対象外ですから、認証の規定には入れてないんです。

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