30代の転職「声かかる人・かからない人」の決定差 自分の実力さえ発揮できればいいわけではない

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その②
〇……「本人のポテンシャル」は高い(能力がある)。
〇……「評価」も受けている(報酬も満足、考課も良い)。
×……しかし、会社の方針、契約形態、社内環境に制約があり、
   「成長機会に恵まれない」(これ以上の活躍機会がない)。
※イメージ:契約形態などの要因で、キャリアの天井があるパターン。

このように、ポテンシャルがありながら、「活かせていない」「成長ができない」「評価をされていない」などの場合は、成功する可能性が高いのです。

気をつけるべきは、「ポテンシャル」が伴わないのに、それ以上の待遇を求める場合。むろん、うまくいく場合もありますが、中には長い目で見ると、「活躍機会」、「評価」は得にくい状況になる人も少なくないのです。

人材会社に登録したところで…

「こんなはずではなかった……」、そんな転職はしたくないものです。では、どのようにすれば自分のポテンシャルがわかるのか。ある程度、転職経験のある人で、あなたのことを「自分のこと」のように考えてくれる人(友人、先輩など)に相談することをお勧めします。

それでも、わからない場合は、人材紹介会社で確かめる方法もあります。私も相談を受けることがありますが、第三者だからこそ冷静にわかるものです。「今は、まだ早いかも」と伝えることもあれば、「私なら動くかな……」と示唆することもあります。迷った時は、人に聞く。それも鉄則です。

人材紹介会社に登録しておいたほうがよいのか、といった相談を受けることがあります。私としては「不安ならしておいてもいいのでは」といった程度の回答になります。

実のところ、飛躍を目指すのであれば「人材紹介」ではなく、「経営者たち」から請われる状態を目指したほうが、圧倒的に有利だからです。というのも、まず人材紹介を介する転職は「同じレンジ(範囲)」でしか転身できません。

私も人材ビジネスに長く携わっていたので、わかります。前職が主任だとしたら、プレイヤーか、せいぜい課長での転職です。いくらポテンシャルがあっても、それは変わりません。事業責任者への転身は、まず困難。また、年収も同様です。少しは上がることはあっても、2年後に2倍になっているというケースは、まずありません。

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