「森且行」SMAP脱退→"日本一"→ケガ、続く挑戦 「一生車いす生活になるかも」と診断された

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50代にして再び「日本一を目指す」という決意を胸に、森は今日も全力でアクセルをひねり続けている(撮影:山本陸)

かつて日本中を熱狂させたトップアイドル、森且行。1996年、彼は突然SMAPを脱退し、幼い頃から抱いていた夢――オートレーサーの道を選んだ。そして2020年、ついに念願の日本選手権で優勝し、「日本一」の称号を手にした。しかし、その栄光は長く続かず、わずか82日後、レース中に落車し、「一生車いす生活になるかも」と診断された。

それでも、森は諦めなかった。5度の手術と過酷なリハビリを経て、奇跡的に復帰を果たした。その軌跡を描く『オートレーサー森且行 約束のオーバル 劇場版』は、彼の不屈の精神を鮮やかに映し出している。

インタビューでは、過酷なリハビリの裏側や、年齢にとらわれず夢を追い続ける理由、そしてSMAPへの深い思いが語られた。

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「どうせ丸刈りにするなら、俺たちの手でやろう」

「お互い日本一になろう」と誓い合い、森のテレビ出演は幕を閉じた。22歳、森且行はアイドルとしての華やかな世界に別れを告げ、自らの手でオートレーサーの道を選んだ。

養成所に入る前夜、SMAPのメンバーたちが集まり、彼のために「断髪式」が行われた。

「丸刈りにするとき、メンバー全員が駆けつけてくれました。吾郎ちゃんは用事があって来られなかったけど(笑)。でも、中居くんが『どうせ丸刈りになるなら俺たちでやってやろう』って言ってくれて、みんなでバリカンを入れてくれたんです」

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