「モヤモヤした思い」を言語化できる人の共通点 言語化するのにセンスや才能は関係ない

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

今でこそ、コピーライターとして働いていますが、もともと言葉のセンスや才能があったわけではありません。同世代のコピーライターが活躍する姿を横目で見ながら、悶々とした日々を過ごしていました。

ダメコピーライターが劇的に変わった瞬間

そんな私が、気がつけば約20年、コピーライターという言葉の専門家として仕事を続けることができ、今では多くの成果も出せるようになりました。それは、なぜか?

理由の1つは、本書でご紹介するメソッド「言語化ノート術」で、日々、言語化力を磨いているからです。さきほどお伝えしたように、言語化力は、やればやったぶんだけレベルアップしていく能力なので、続けるだけで、どんどん力がついていきます。

『こうやって頭のなかを言語化する。』書影
『こうやって頭のなかを言語化する。』(PHP研究所)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

そして、もう1つ、ある発見が私を大きく変えてくれました。

それが「言語化力のベースは『聞く力』にある」という気づきです。意外かもしれませんが、言語化力の高い人は、例外なく聞く力も高い。

言語化力を身につけていくうえで「聞く力」が最大のポイントになる、といっても過言ではありません。

この事実に気づいて以来、私自身、日々の仕事やプライベートで、聞くことについてあらためて意識したり、聞き方の工夫を重ねたりしてきました。

そうやって、聞くことにまつわる試行錯誤を繰り返すなかで、さらに言語化力が飛躍的に向上していくのを実感しています。

荒木 俊哉 電通 コピーライター

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

あらき・しゅんや / Shunya Araki

1980年、宮崎県生まれ。一橋大学卒業後、2005年に電通に入社。営業局を経てクリエイティブ局へ。コピーライターとして、さまざまな商品・企業・団体のブランディングにたずさわり、これまでに手がけたプロジェクト数は100以上、活動は5大陸20カ国以上にのぼる。世界三大広告賞のCannes LionsとThe One Show のダブル入賞をはじめ、ACC 賞、TCC 新人賞、NIKKEI ADVERTISINGアワード、YOMIURI DVERTISINGアワード、MAINICHI ADVERTISEMENT DESIGNアワードなど、国内外で20以上のアワードを獲得。広告以外にも、国際的ビッグイベントのコンセプトプランニングや、企業のミッション・ビジョン・バリュー策定のサポートなども行う。一橋大学で広告のゼミ講師を務める。また、国家資格キャリアコンサルタントの資格を持つ。著書にベストセラー『瞬時に「言語化できる人」が、うまくいく。』(SBクリエイティブ)がある。

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事