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数学勉強したくなる!「グラフ」の"間違い探し" 子どもに勉強する意義を伝えるにはどうするか

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もう1つ、「この問いに対して、『そう思う』と答えた人の割合が、C国はA国やB国の3〜4倍である」とは言い切れない側面があります。

それは、パーセンテージの掛け算をしているという点です。「%」というのは、「分数で表した数×100」のことを表しています。95%がNOだったというのは、「100人いたら95人がNOと答える」ということを表しているわけです。

今回の調査は、母数がわかっていません。仮に200人に調査したなら190人が、1000人に調査したなら950人がNOと言っているから、95%と表現されていることでしょう。

でもこの場合は、何人に調査したデータなのかはわかりません。「A国には賛成の人が3000人いて、B国には賛成の人が2000人いて、C国には賛成の人が8000人なので、C国には賛成の人がA・B国の3~4倍いると言える」ということであればわかりますが、ここでは具体的な人数は示されていません。

どの属性に聞いたかでも調査内容は変わる

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また、今回は「A国の人」「B国の人」「C国の人」に調査しているということが明らかになっていますが、A国の人の中にもいろんな人がいるでしょう。若い人もいれば、高齢者もいるでしょう。もしかしたら、「A国には若者に話を聞いたけれど、C国には高齢者に話を聞いている」という可能性もあります。

いかがでしょうか?今回のグラフのように、頭を使って考えていないと、よく考えずに「こうなんじゃないか」と考えてしまいがちです。

しっかりと算数・数学の勉強をして、騙されないように意識してみてください。

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