3年ぶりの新モデル「iPad mini」は"誰向け"なのか 上位モデルに迫る性能を軽量ボディに詰め込む

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Apple Pencil Proに対応した新しいiPad mini(筆者撮影)

新型「iPad mini」は、アップデートの内容を見ると、マイナーチェンジにすぎない。3年ぶりなのだから、CPUやGPUが強化されるのは当然だと思う人も多いだろう。しかし、搭載されたA17 Proチップは最新ではなく、一世代前のiPhoneに採用されている。

価格は少し高くなったが…

ペンを握り込むことでツールを表示させる「スクイーズ」やペンを回転させることで新しいアクションを加える「バレルロール」といったApple Pencil Pro特有の機能に対応し、クリエイティブツールとしての完成度を高めたが、その分価格も高く、より安価な第2世代Apple Pencilが利用できないといった制約もある。 

7万8800円(税込)〜という価格設定も、コンパクトかつ軽量、カジュアルに使いこなせるミニタブレットのイメージを遠のけてしまった。

しかし、視点を変えると新しいiPad miniはミニタブレットの既成概念を覆す新しい価値を提供するツールとして評価できる。内蔵ストレージは2倍になり、iPad miniとしては初めて512GBのバージョンが追加されたことも位置づけの変化を強調している。

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