「結婚したい」30代開業医の息子がやらかした過ち 仲人が助言、お見合いで失敗する人の共通点5つ

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みやこは、このお見合いに「お断り」を出しながら言った。

「男性のために仕事を辞めて家に入るとか、体を心配して栄養バランスの取れた食事を作るとかっていうのは、その男性を好きだからこそできること。タレントや有名スポーツ選手と結婚した女性が仕事を辞めて、彼のサポート側に回るのも、その気持ちが裏側にあるからですよね」

口調はかなり憤慨していた。

「そりゃあお医者さんは立派な仕事かもしれません。でも、あまりにも上から目線の物言いに、こんな人と結婚したら、家政婦扱いされると思っちゃいました」

お見合いは、お互いを知る最初の一歩だ。その席で自分のことばかり話したり、逆にまったく自己開示せず質問されたことに一言答えて会話を終わりにしたりするのは、相手に悪い印象を与える。

また“会話泥棒”という言葉があるが、相手が話しているときに割り込んで、自分の話に持っていってしまうのも、相手にとっては不愉快だ。

お見合いの席では自分のことを率先して話すのではなく、相手の話をきちんと聞く姿勢で臨む。相手の話したことには共感の相槌を打ち、相手の話を聞いたうえで、それに関する自分の話をする。

将来を見据えた関係を築けるかどうかをチェックされているので、相手を尊重する気持ちをベースに持つことが大切だ。

年収も平均よりずっといいのに…

【その2】ネガティブ発言を連発

やよい(32歳、仮名)は、みちお(35歳、仮名)とのお見合いを終えて、お断りを出しながらこんなことを言った。

「会社の愚痴を1時間、聞かされました。『仕事がキツくて、ブラック企業だ』とか、『年収が上がる見込みがない』とか、出てくるのはネガティブな発言ばかり。ただ、よくよく話を聞いてみると、土日はしっかりお休みが取れているし、プロフィールの年収を見ても平均よりもずっといいのだから、ブラック企業ではないと思いました」

ネガティブ発言は、人を暗い気持ちにさせるし、不安感を与える。ことにお見合いの席でネガティブ発言を連発すると、「この人と一緒に生活しても楽しくない」と、相手に思われてしまう。

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