技術者なので、普段はスーツなど着ないのだろう。お見合いの服装は、男性はスーツがテッパン。新品でなくてもよいのだが、シワや生地についた臭いには注意したい。また、髪型や靴などの細かいところにまで気を配り、相手に不快感を与えないように心がけることが大切だ。
どんなに立派な仕事をしていても、年収が高くても、見た目がだらしなくて清潔感に欠けていたら、女性はその相手を受け入れない。
【その4】結婚への姿勢が曖昧
まなみ(52歳、仮名)がお見合いしたまさる(57歳、仮名)は、ラウンジの席につくや、こう口を開いた。
「もうこの歳なんで、結婚については堅苦しく考えていません。なんかの記事で見たけど、中高年の結婚は入籍しない事実婚が70%以上らしいし」
この言葉を聞いて、まなみは落胆した。このお見合いにお断りを出しながら、筆者に言った。
「こっちは、真剣に結婚相手を探しているから、結婚相談所に入っているんです。あと、『入籍は相手次第で考える』ともおっしゃって、とてもバカにされた気持ちになりました」
結婚を真剣に考えている相手にとっては、結婚への積極的な意思が感じられない人と時間を費やすのは無駄だと感じる。安価なマッチングアプリの出会いならば、“彼氏、彼女を作りたい”“結婚という形にとらわれたくない”という発言をしてもよいかもしれないが、お見合いの席では、結婚への姿勢が曖昧な発言は、相手から最も嫌われる。
ちなみに、“中高年の結婚は、入籍しない事実婚が70%以上”というデータはどこが出所なのか、筆者はネット検索してみたのだが、探すことはできなかった。
店の人への態度は見られている
【その5】社会的マナーやエチケットがなっていない
みさ(41歳、仮名)がお見合いするホテルのティーラウンジに行くと、すでにやすお(45歳、仮名)が入り口で立って待っていた。みさを見つけると笑顔で、あいさつをしてくれ、「お席はとってありますので、行きましょう」とエスコートしてくれた。
着席してからも、メニューをこちらに見せてくれたり、その応対はとてもスマートだった。
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