三井不動産が「ネット通販」に意外と本気のワケ 「ららぽーと」など商業施設の開発が本業だが

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ショールーミングは小売り企業の利益を損なうというネガティブな見方もされていますが、いずれにせよ、リアル店舗を訪れた後にオンラインでリサーチ、購入するという顧客行動はこれからも続き、加速していく可能性が高いです。

訪れた顧客を競合に奪われずに、自社ECサイトなどで決済購入してもらうための仕組みづくり、関係性構築はこれからの時代の小売業者にとって避けて通れない道です。

買い物も進化している

今回ご紹介したショールーミングの事例のように、顧客の求める「新しい体験」を提供することは、顧客との関係性を深め、最終的な利益につなげる大きな足がかりになりえます。

テクノロジーは進化し続けており、それに伴い消費者の行動も変化していきます。だからこそ競争の激しい小売市場においてビジネスの収益性を維持し続けるためには、常に時流を読み、課題をチャンスに変え、臨機応変に対応し続けていくことが求められています。

(構成:横田ちえ)

田中 道昭 立教大学ビジネススクール教授

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たなか みちあき / Michiaki Tanaka

シカゴ大学経営大学院MBA。専門は企業戦略&マーケティング戦略およびミッション・マネジメント&リーダーシップ。三菱東京UFJ銀行投資銀行部門調査役、シティバンク資産証券部トランザクター(バイスプレジデント)などを経て、現在は株式会社マージングポイント代表取締役社長。主な著書に『「ミッション」は武器になる』(NHK出版新書)、『アマゾンが描く2022年の世界』(PHPビジネス新書)、『GAFA×BATH 米中メガテック企業の競争戦略』(日本経済新聞出版社)など。

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