それにしても早すぎる。自民党総裁選挙が行われ、石破茂氏が新総裁に選ばれたのが9月27日のこと。その1カ月後の10月27日は総選挙であるという。それってあと2週間後のことではないか。
解散から総選挙まで「わずか17日間」の裏側にあるもの
石破さんが、岸田文雄氏の後を継いで首相に就任したのが10月1日である。10月9日には衆議院が解散され、15日が衆院選の公示日である。はて、選挙とは、いつもこんなにテンポの速いものであったろうか?
そこで過去の選挙日程を調べてみた。法律では「解散から40日以内に総選挙を実施する」ことになっている。過去のパターンでいうと、だいたい30日前後であることが多い。
解散から総選挙まで、いちばん短かったのは3年前の岸田政権発足のときであり、わずかに17日間である。今回はそれよりも1日だけ長い。とはいえ、前回は衆議院議員の任期切れが近かったので、急いだのは無理もないところであった。例えば今回の場合、総選挙が11月10日でも別におかしくはないのである。
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