石破内閣は思ったよりもしぶといかもしれない やっぱり自民党がピンチならこの人の出番だ

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かなり心もとない石破首相だが、10月9日の立憲民主党・野田佳彦代表との40分にわたる「重量級の党首対決」は筆者も聞きほれた(写真:ブルームバーグ)

それにしても早すぎる。自民党総裁選挙が行われ、石破茂氏が新総裁に選ばれたのが9月27日のこと。その1カ月後の10月27日は総選挙であるという。それってあと2週間後のことではないか。

解散から総選挙まで「わずか17日間」の裏側にあるもの

この連載は競馬をこよなく愛するエコノミスト3人による持ち回り連載です(最終ページには競馬の予想が載っています【2024年1月5日編集部追記】2024年1月1日、山崎元さんは逝去されました。心から哀悼の意を捧げ、ご冥福をお祈りします)。記事の一覧はこちら

石破さんが、岸田文雄氏の後を継いで首相に就任したのが10月1日である。10月9日には衆議院が解散され、15日が衆院選の公示日である。はて、選挙とは、いつもこんなにテンポの速いものであったろうか?

そこで過去の選挙日程を調べてみた。法律では「解散から40日以内に総選挙を実施する」ことになっている。過去のパターンでいうと、だいたい30日前後であることが多い。

解散から総選挙まで、いちばん短かったのは3年前の岸田政権発足のときであり、わずかに17日間である。今回はそれよりも1日だけ長い。とはいえ、前回は衆議院議員の任期切れが近かったので、急いだのは無理もないところであった。例えば今回の場合、総選挙が11月10日でも別におかしくはないのである。

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