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衆院選突入で早くも命運が議論、石破政権の前途 自民「単独過半数割れ」で求心力低下避けられず

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石破首相は岸田氏のレガシーも引き継ぐが、衆院選で自民党が単独過半数を割れば求心力低下は必至だ。

10月9日、衆議院の解散を受け、記者会見する石破茂首相。首相就任から8日後の解散は戦後最短となった (写真:時事)

【い】いったん諦めた総理の座【し】しんどかったな冷や飯食い【ば】バカにされたよ「人づき合い」【し】しからば見返す5度目の挑戦【げ】「ゲゲゲの鬼太郎」鳥取県【る】ルンルン気分で官邸入り

石破茂第102代内閣総理大臣が誕生する前日の9月30日に自身のホームページで紹介した、名前の各字を詠み込んだ戯れ歌である。

自民党総裁選挙の1回目投票で党員票109票を獲得し1位、国会議員票も72票を得て2位で石破氏を上回った高市早苗氏(前経済安全保障相)との決選投票は、石破氏が議員票189票で高市氏の173票をわずか16票上回り辛勝した(都道府県票は石破氏26票、高市氏21票)。

よって石破氏の党内基盤が脆弱であることは論をまたない。石破氏は必ずしもルンルン気分で首相官邸の主となったわけではない。

案の定、自らの予想をはるかに超えた難題・難問が待ち受けていた。

「政治とカネ」問題が足かせに

自民党派閥の政治資金規正法違反事件をめぐり、収支報告書に不記載があった議員の衆議院議員選挙(10月15日公示・27日投開票)の党公認・非公認の判断について新たな方針を打ち出す必要に迫られたのだ。

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