石破内閣は思ったよりもしぶといかもしれない やっぱり自民党がピンチならこの人の出番だ

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ここから先はお馴染みの競馬コーナーだ。13日は3歳牝馬クラシック3冠の最終戦、秋華賞(G1、京都競馬場・芝2000メートル)が行われる。

このレースにおける鉄則は、「オークス上位組は強し」である。となれば、オークス馬のチェルヴィニア(3枠5番)と2着で桜花賞馬のステレンボッシュ(8枠14番)は外せない。ただし、いずれも秋華賞に直行しているので、夏場の成長分は未知数である。

もう1頭、オークスで4着だったクイーンズウォーク(2枠3番)は、前哨戦のローズステークスを制したばかり。これも加えて3強の構図ができた。鞍上はそれぞれクリストフ・ルメール、戸崎圭太、川田将雅騎手と一流どころである。3頭のうち、どの馬に賭けるべきか迷ってしまう。

秋華賞は奇をてらって「オークス12着のあの馬」から

そこで敢えて奇をてらってみることにした。オークスでは12着に終わったが、夏場のクイーンステークス(G3)を制したコガネノソラ(5枠8番)から買ってみよう。これまでの4勝はすべて1800メートルだが、ゴールドシップ産駒なんだから、距離は何とかなるだろう。鞍上は丹内祐次騎手。札幌や新潟競馬場での活躍が目立つ騎手だが、「今年のG1レースはまだ2勝した騎手が居ない」の法則が続くとしたら、丹内騎手にだってチャンスはあるはずだ。

馬券は複勝でもいいのだけれども、コガネノソラからワイドで総流しというのも面白い。コガネノソラが3着内に来てくれれば、相手が人気の3頭でもそこそこつくし、「1粒で2度おいしい」可能性もある。レースが荒れてくれれば、とさらに夢は膨らむ。

「人気薄からのワイド総流し」は、もちろんヤクザな買い方である。大きな金額は禁物で、あくまでも本命が決めきれないときの「プランB」として推奨しておきたい。

※ 次回の筆者は小幡績・慶應義塾大学院教授で、掲載は10月19日(土)の予定です(当記事は「会社四季報オンライン」にも掲載しています)

かんべえ(吉崎 達彦) 双日総合研究所チーフエコノミスト

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Kanbee

吉崎達彦/1960年富山県生まれ。双日総合研究所チーフエコノミスト。かんべえの名前で親しまれるエコノミストで、米国などを中心とする国際問題研究家でもある。一橋大学卒業後、日商岩井入社。米国ブルッキングス研究所客員研究員や、経済同友会代表幹事秘書・調査役などを経て2004年から現職。日銀第28代総裁の速水優氏の懐刀だったことは知る人ぞ知る事実。エコノミストとして活躍するかたわら、テレビ、ラジオのコメンテーターとしてわかりやすい解説には定評がある。また同氏のブログ「溜池通信」は連載500回を超え、米国や国際政治ウォッチャー、株式ストラテジストなども注目する人気サイト。著書に『溜池通信 いかにもこれが経済』(日本経済新聞出版社)、『アメリカの論理』(新潮新書)など多数。競馬での馬券戦略は、大枚をはたかず、本命から中穴を狙うのが基本。的中率はなかなかのもの。

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