1人遊びトランプゲームが世界を席巻する理由 シンプルなルールと中毒性の高い演出で200万本突破

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規定のスコアを超えることができればステージクリアとなる。ひとつのステージをクリアすると、必ずショップが現れる。ショップでは役のスコアを上げるカードなどが売っているのだが、一番重要なのが「ジョーカー」だ。

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ジョーカーの種類はかなり豊富。バナナやフィボナッチ数列を題材にしたユニークなものも存在する(画像:Steamより)

ジョーカーはさまざまな効果を持っており、シンプルにスコア倍率を上げるものや、借金ができるようになるもの、条件を満たすと特殊なカードがもらえるものなど、さまざまだ。

それこそジョーカーはどのようにプレイするかの方向性を変える。たとえばフラッシュを揃えるとスコアが上がるジョーカーが手に入ったら、それを狙うようになるだろう。しかもプレイするたびに出現するジョーカーが異なるため、遊び方が毎回のように変わっていくわけだ。

手軽さとアツい演出がハマる理由

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基本的にカードをタップ、もしくはスワイプする程度の内容なので、ルールさえ覚えればあとはかなり簡単だ。細かい説明もプレイ中に確認できる(画像:Steamより)

以上が『Balatro』の基本ルールだが、本作がハマる理由はこれだけでは説明しきれない。重要なのは2点あり、「プレイヤーはカードを選ぶだけ」という簡便さと、「スコアが増えていく演出がすごい」ところにある。

本作においてプレイヤーがやることは、基本的にカードを選ぶだけである。役を揃えるにしてもカードを交換するにしても、あるいはショップでジョーカーなどを買うにしても、目の前にある選択肢からどれかをチョイスするだけでよいのである。

もちろん、戦略がないわけではない。前述のように、入手したジョーカーに対してどのような役でプレイしていくかを考える必要がある。ただ、ある程度は考える必要がある一方で、プレイヤーはただカードをぽちぽちしているだけでもあるわけだ。とにかく手軽に遊べるのは間違いない。

とはいえ、手軽なだけではおもしろくない。そこで重要なのが演出である。

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