エヌビディアの株価はこれから本当に上がるのか 長期のテクニカル分析で今後の値動きがわかる

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2013年以降のエヌビディアの長期トレンドを、株価とMAの6つの位置関係からとらえるとどうなるだろうか。さきほどと同じ月足対数チャートを再掲したので、さっそく「④下降トレンド」から「③底打ち」への移行月を起点として、確認していきたい。

2013年以降で3回の長期トレンドの6分類サイクル

(再掲:エヌビディアの月足対数チャート)

1回目は「④下降トレンド」の状態から、2013年4月に12カ月MAを抜き「③底打ち」、その後翌5月には24カ月MAも上回り「②上昇トレンド予備群」となり、同年9月に12カ月・24カ月の両MAがGCを形成し「①上昇トレンド」となった。

途中、2015年6月から7月にかけて、2月こそ12カ月MAを割り込んだものの、右上がりの24カ月MAにサポートされる形で切り返し、2018年9月まで上昇トレンドが継続した。

2018年9月高値と④から③に移行した2013年4月末の株価を比較すると、なんと約20倍に上昇したが、その後は2018年10月に3年3カ月ぶりに12カ月MAを、翌11月には24カ月MAも割り込み、2019年6月に両MAのデッドクロスを形成してきた。

2回目は再び12カ月MAを上回り「③底打ち」に移行した2019年9月を起点に、翌10月には24カ月MAも上回り「②上昇トレンド予備群」、そして2020年4月にゴールデンクロスを形成し、2022年3月まで「①上昇トレンド」が継続した。

この間1回目と同様に、④から③に移行した2019年9月末値と2021年11月の高値までの株価を比較すると、上昇率は約8倍に達している。その後は2022年4月に12カ月MAを、6月に24カ月MAも割り込み、同年12月に両MAのデッドクロスを形成した。

さらに3回目は2023年1月には陽線で2本のMAを一気に上回り、7月にはゴールデンクロスを形成し、現在まで「①上昇トレンド」が継続している。2023年1月終値から2024年6月高値までの上昇率は7.2倍となった。

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