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「GRヤリス/LBX MORIZO RR」が豹変する新機能 スマホアプリから設定するサーキットモード

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サーキットモードによるアンチラグの概要(写真:トヨタ自動車)

話がまわりくどくなったがサーキットモードにおけるアンチラグは、その空気量が少ないときにアクセルペダルを踏み込んだ際、一気にタービンへと風(空気)が流れ込むような機構を用いてターボラグの低減を目指したアップデートだ。

走らせてみると効果は絶大。さらにアクティブトルクスプリット4WDシステムである「GR-FOUR」の制御において、後輪への駆動配分が多くなるシーンでは回頭性能も向上した。アクセルペダルを踏んだと同時にノーマル状態よりも力強い駆動トルクが体感でき、それが持続するからだ。

コーナー立ち上がりで明らかな差

GRヤリスのコーナリングシーン(写真:三木宏章)

試乗は3つある「4WDモードセレクト」のうち、アンチラグ効果が体感しやすい駆動力配分(前輪53%:後輪47%)の「グラベルモード」で行った。

たとえば、「コーナーを目指してアクセル全開、そしてアクセルオフからブレーキングを開始してコーナーへ進入する」という状況をイメージしてほしい。コーナーの頂点を過ぎた時点でアクセルを踏み込むとノーマル状態のGRヤリスは、一瞬のターボラグのあと、ぶわーっと駆動トルクが立ち上がり、力強い旋回につなげていく。

同じコーナーを『アンチラグ機能』をオンにした状態で走る。進入こそ同じプロセスながら、アクセルを踏み込んだ際に状況が一転する。まわり込んだ先でアクセルを踏み込んだ瞬間に前に引っ張られ、そしてグッと後ろから押し出されるような力強い駆動トルクが瞬時に立ち上がる。イメージ的には、ほぼアクセル操作と同じタイミングで躍度が出るからリズムをとりやすく、そのあとも息継ぎすることなくパワーがしぼり出されるから速度のノリも向上する。

このアンチラグは効かせ方の調整がスマホアプリで簡単に行える。アンチラグ無/弱/中/強の4段階あり、その操作はスマートフォン画面をタッチするだけで完了する。こちらも安全性を考慮して車両が停止している(ATモデルではPレンジに入れる)ことが条件になる。

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【シフト操作をサポートする『シフトタイミングインジケーター』】

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