サーキットからオフロードまであらゆるレースシーンで活躍するトヨタ「GRヤリス」と、レクサスのコンパクトSUVにしてピュアスポーツモデルの「LBX MORIZO RR」。この両車に機能向上が図れる「サーキットモード」が新設された。今回は、そのサーキットモードを試す機会を得たのでレポートしていく。
新機能のサーキットモードとは
今回、新たに設定されたサーキットモードは、車両そのものに新しくパーツを追加したり、変更を加えたりするものではなく、自身のスマートフォンにダウンロードしたアプリケーションソフトを通じて車両の制限を解除したり、エンジン性能を引き上げたり、メーター表示内容を変更したりする機能となっている。
具体的には次の4機能がスマホのアプリで稼働する。
②アンチラグによりターボラグを減少させる。
③シフトタイミングインジケーターの新設。
④クーリングファンの出力を任意で最大化。
①~④はいずれも安全面を考慮し、公道では稼働させることができない。車両が搭載しているGPS発信機器と、スマートフォンのGPS情報とのダブルチェックにより、全国34カ所にあるサーキットの四輪周回コース(ピット、パドックを含む)に車両が位置するとシステムが判断した場合にのみ、サーキットモードの稼働条件が整う。
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