9月末は日本株の今年最後の買い場になりそうだ 株価が大きく下がってくれることを期待する
いつもの金曜日なら出演が終わるとすぐに退社するが、決選投票の結果を確認しようと自席に待機していた。事前予定より早めの午後3時15分頃発表された結果は驚きの「石破総裁」で、周りの席からも一斉に悲鳴のような声が上がった。業界歴54年の私にとっても、めったにない貴重な一瞬だった。
最初に感じたのは「これは30日月曜日の相場が大変だ」ということだ。と同時に、「さすが自民党、しぶとい!」だった。
バリバリの保守派の高市氏では、「野田(佳彦)立憲民主党」との対決で白か黒かになってしまい、極めて戦いにくい。そこへ行くと、石破新総裁も防衛大臣を経験したり、台湾を訪問したりしている保守派だが、主流派との対決のイメージが強く、裏金問題の逆風もしのいでくれるのではないかという各議員たちの気持ちが表れたのではないかと思った。
もちろん、裏ではキングメーカーの影響があったと思うが、それだけではなく、議員個々人が考える「生き残るための選択」をしたのではないかと強く思った。
9月30日が下げれば絶好の買い場に?
さて、相場に話を戻そう。日経平均は8月5日(3万1458円)の一番底のあと、9月2日に3万8700円の戻り高値をつけた。その後は9月11日の3万5619円まで押してから反発し、9月26日の1055円高で9月2日の戻り高値を抜いた。これで上記の3万5619円が二番底と確定し、上昇波動が生まれた。
もし、本日(9月30日)あるいは今後、この二番底である3万5619円を割れない限り、上昇波動は壊れない。確かに先物価格を見ると大幅下落から始まることが予想されるが、3万5619円(前日比4210円安)までのゾーンが買い場と見るのがチャート分析の鉄則だ。
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