「ホテル三日月」経営危機からベトナムで復活の訳 日本企業が続々躍進「加速経済ベトナム」のいま

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ベトナム
ベトナムは今、近い将来の「先進国入り」を目指して着実に成長を遂げている(写真:Muk Photo/PIXTA)

ビジネスチャンスの宝庫、ベトナム

加速経済ベトナム: 日本企業が続々と躍進する最高のフロンティア
『加速経済ベトナム――日本企業が続々と躍進する最高のフロンティア』(東洋経済新報社)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

1年ほど前に偶然、ベトナムのホーチミンで暮らす日本人サラリーマンのYouTubeチャンネルを知り、気がつけば更新を楽しみにするようになっていた。

もともとベトナムには好意や関心を持っていたが、現地の人々の日常を眺めていると、この国の人への思いがさらに大きくなっていくように感じたからだ。

よく指摘されるとおりベトナムには若い人がとても多く、みなよく働き、そして明るい。動画を観るたび、日本が失ってしまった活気が残っているように思えた。

だから『加速経済ベトナム――日本企業が続々と躍進する最高のフロンティア』(蕪木優典 著、東洋経済新報社)に関心を抱くのは私にとって当然のことであったし、読んでみればどんどん引きつけられていったのだった。

実際、ベトナムに足を運んでみれば、誰もが多くのビジネスチャンスがあることにワクワクするはずです。
まずは、なんといっても人口が1億人に達している上に若年層が多く、中間層が拡大していることがあります。かつて、ベトナムには安価な労働力を求めて多くの製造業が進出していましたが、今やベトナムは市場としての魅力に満ちているのです。しかも、主な宗教が日本と同じく大乗仏教ということもあり、親和性があります。(「はじめに」より)
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