2作品で100万円!「アート委嘱」の絶大なる潜在力 VCが毎年5人「アーティストの卵」を選び制作依頼
高槻社長は言う。「ものづくりを行っている企業はプロダクトがあるので、そこで企業をイメージできる。それに対し、インスパイアのような金融に関連した事業は、どうしても直感的にイメージしにくいものがある。アートを通じて、自分たちの進めている事業を表現できれば素敵だな、と思っています」
5人が「インスパイアの事業内容からイメージして制作した作品」は同社のホームページに掲載されているのでご覧いただきたい。
忖度などないポートレート作品
ここでは、5人が制作したインスパイア社員のポートレート作品のうち、その一部を紹介しよう。
まず高槻社長のポートレート。作者は、東京芸術大学油画第1研究室在学中の原ナビィさんだ。ワイナリーでの記念写真、ダイビングスーツでの写真、サングラスを掛けてポーズを決めた写真などを材料として渡し、あとは自由に書いてもらったという。
感じた印象をそのまま作品に込めているわけだが、なかなか刺激的。そこには、”忖度”のようなものなどないことがよくわかる。
続いて、インスパイアの清水俊樹取締役のポートレート。色本藍さん(東京芸術大学大学院美術研究科在学中)が制作した。日常生活を撮影した数枚の写真を基に描いた作品である。
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