「額縁に足の小指ぶつけた」彼女が得た数々の教訓 「大丈夫」と思っていても受診したほうがいい

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また、ぶつけたときの応急処置としては「冷やすこと」が一番だ。

「ひびや骨折の痛みの主な原因は、骨からの出血(内出血)です。冷やすことで内出血が抑えられます。ハンカチなどでくるんだ氷を患部に当てるといいでしょう。直後は痛みが激しく、通常の湿布では効きにくい。市販の痛み止めの飲み薬もほとんど効果は期待できません」(菊池医師)

実は菊池医師もぶつけていた…

夜間にぶつけた場合、救急外来にあえて行く必要はなさそうだ。病院でもやることは「冷やすこと」と「テーピングの固定」くらいだからだ。

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実は菊池医師も最近、部屋の柱に足をぶつけ、痛い思いをしたという。

「すぐに持っていた飲み物で冷やしました。以前も同じ場所にぶつけたことがあるので、柱の角にやわらかいスポンジを巻きました」(菊池医師)

思い当たる人はこうした予防策はもちろん、家の中で慌てずに行動することを肝に銘じたい。

菊池 大和 きくち総合診療クリニック

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きくちやまと / Yamato Kikuchi

2004年、福島県立医科大学医学部卒。浜松医科大学附属病院にて初期研修医。磐田市立総合病院外科、国立がんセンター東病院呼吸器外科、湘南東部総合病院外科科長・救急センター長、座間総合病院総合診療科などを経て2017年、土日も診療を行う総合診療クリニックであるきくち総合診療クリニックを開業。小児から高齢者まで、救急医療も行い、あらゆる症状を診る「総合診療クリニック」が全国に広がることを目指し、啓発活動にも積極的に取り組んでいる。

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狩生 聖子 医療ライター

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かりゅう きよこ / Kiyoko Karyu

1966年神奈川県生まれ。立教大学経済学部卒。OA機器商社に勤務しながら週刊誌での執筆を始め、フリーランスライターとして独立。現在は健康分野(健康、医療、医学部教育など)を中心に書籍の企画・編集、取材、執筆をしている。著書に「ぐっすり眠る!37の方法」 (宝島社新書)など。

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