「振られた仕事を断れない人」を卒業する簡単ワザ キャパオーバーで無理をしたって意味がない
この状況を一番うまく切り抜けるために、「ペンディング法」をおすすめするわ。つまり、いったん答えを保留し、引き受けられるかどうかを検討して、OKなら後で返事をする方法よ。つまり、時間稼ぎをしている間に冷静に考えるだけのことね。
たとえば、こんな風に答えてみてはどうかしら?
「はい、わかりました。スケジュールを確認して今日中にお返事しますね」
この答え方だと、断るのが苦手なアナタでも言いやすいはず。その後、状況を確認して、対応できそうなら、「先ほどの件、すぐお返事できず申し訳ありませんでした。ぜひ引き受けさせてください」といった具合に答えればいいの。少し返事が遅れても、アナタの印象は悪くならないわ。
断りたい場合は、こんな返事ではどうかしら?
「実はプロジェクトを3つ抱えていて、明日の会議の進行も私が担当になっています。先ほどの件も、ぜひ担当したいのですが、難しい状況です。大変申し訳ございません」
ある程度事情を伝えながら断ると、相手も受け入れやすくなると思うの。もちろんこの方法でも「仕事なのに断るのはありえない」と思う上司もいるかもしれないけれど、即答で「今は難しいです」と断るよりは、よほどましなはず。
また、仕事の評価は、最後の印象が大切よ。キャパオーバーの仕事を無理に引き受けるより、仕事量をコントロールしていい結果を出したほうがアナタの評価は上がるもの。その場合、最初に他の仕事を断った「過程」はあまり印象に残らないはずよ。
ただ、この「ペンディング法」にはコツがあるの。それは、保留する時に返事の期限を必ずつけること。「いつまでに返事できるか」を聞かれる前に、自分から期限を設定することが大切よ。そしてその期限は早いほうがいいわ。これによって「真面目に向きあっている」ことがきちんと相手に伝わるのよ。
大切なのは日頃からの「スケジューリング」習慣
もう1つやっておくべきことがあるわ。それは、今やっている仕事を普段からきちんとスケジューリングすること。
やらなければいけないことを全部洗い出して、1日当たりどれぐらい進めるのかをしっかり決めておく。これは具体的であるほどいいのよ。理想は、1日でやることを箇条書きで示せている状態ね。
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