アパレル高級ブランド窮余の策、乱立する低価格コラボ企画

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景気低迷に伴う消費マインドの低下に加え、H&MやZARA、ユニクロなどのファストファションの台頭や、新たなSPA(製造小売業)の登場によって競争が激化。若者を中心に高級ブランドの客層が縮小していることが要因だ。「顧客の高齢化が進んでおり、若い世代を中心とした新しい客層の開拓が喫緊の課題」と、高級海外ブランドと国内販売のライセンス契約を結ぶ国内アパレル幹部は語る。

高級ブランド側も手は打っている。ランバンの「ランバン オン ブルー」やアレキサンダー・マックイーンの「McQ」に代表される、価格を抑えたセカンドラインの開発だ。素材の変更や生産工程の短縮を図ることで、主力商品であるファーストラインに比べて2~3割安い。これによって若い客を取り込み、将来的にファーストラインの顧客へと引き上げる狙いがある。

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