電動バイクのベンチャー企業・テラモーターズ、ベトナム工場新設しアジア展開強化

電動バイクのベンチャー企業・テラモーターズ、ベトナム工場新設しアジア展開強化

11月30日から始まった東京モーターショー。展示の主役となっているのはやはりハイブリッド車(HV)や電気自動車(EV)だ。こうした電池で動く自動車は、コストや航続距離など本格普及に向けた課題はまだまだあるが、いずれエンジン自動車を置き換えていくことになるだろう。
 
 そうした市場の変化を見越して、世界中で電気自動車市場に参入するメーカーが勃興しているが、そんな1社が、東京・渋谷の貸しオフィスに本社を置くテラモーターズだ。
 
 徳重徹社長(写真)はシリコンバレーのベンチャー企業などに勤務したあと、「日本発で世界で勝負できる事業を興したい」、と2010年4月にテラモーターズを起業した。とはいえ、いきなり四輪車で勝負することは現実的ではないため、まずは、投資負担の少ない小型の電動スクーターから参入した。
 
 小型スクーターは、もともと長距離や高速での走行には用いられないため、電動によるデメリットは小さい。むしろ、燃費(電気代)の安さや静粛性、環境性能に優れている。コストの大部分を占める電池が小さくて済むため、車両価格もそう高くならない。

テラモーターズが扱う車種は約10万円と約15万円の2つ。別途2万円ほどの充電器が必要で、3年くらいで電池交換(それぞれ4万円、5万円)も要るが、それでもエンジンスクーターと比べてそう高くはない。
 
 家電量販店などを中心に販売チャネルを開拓している。一般的とは言えない商品だが、都市部の男性層や自治体等に販売を拡大、現在は月間販売台数150~200台の規模にまでになっている。
 
 「国内の電動バイク市場は年間約5000台。そのうち当社が2000台規模となりトップシェア。競合は自動車用品商社の副業的なところなどで、電動二輪専門メーカーは実質当社くらいのため、今後はさらに差がつく」と徳重社長は自信を見せる。

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