りえ:「えー」「あのー」を言わないためには、「それに代わる言葉」を用意しておくんです。「まあ」「それで」「だけど」「さて」などです。
Mさん:「えー」「あのー」を言いたくなったら、そういう「つなぎの言葉」を言えばいいんですね。
りえ:そうです。もともと「えー」「あのー」を言ってしまうのは、言葉がパッと出てこないからなんです。だから、「つなぎの言葉」を用意してそれを使っていれば、そのうち「私は」「みなさんは」などと、主語の単語からきちんと話し始められるようになりますよ。
Mさん:わかりました!「えー」「あのー」を言いそうになったら、「まあ」「それで」「だけど」「さて」など、代わりの「つなぎの言葉」を言うようにします!
ポイント2:「~です」「~ます」で終わらせ、短く話す
りえ:話の「ダラダラ感」をなくす、もうひとつのポイントは、文章をきちんと「です」「ます」で終わらせることです。Mさんの場合は、文章が切れ目なしで続いてしまっているので、「話が長い」という印象を相手に与えてしまうんですよね。
Mさん:確かに、「……で、……なんだけど、……というのもあって、それでさあ……」と、ずっと文章を区切らず、延々と話をするクセがある気がします(苦笑)。
りえ:「話が長い」と思われる人は、そうやって「文章を区切らずに」話をしている人が多いんですよね。
Mさん:それ、学生時代から言われるんです。「お前の話には句読点がない」って(笑)。
りえ:これから話をするときは、仕事でも日常会話でも、できるだけ一文を短く、「~です」「~ます」で終わるよう話すことを、心掛けてみてください。特に人前で説明するときは、やはり「~です」「~ます」できちっと終わることがとても大事です。
Mさん:そういう話し方をすると、きちんとした感じが出て、とても好印象になりますね。試しに、やってみます。
りえ:すばらしいです! 最初とは受ける印象が全然、違います!
Mさん:でも緊張したり焦ったりすると、語尾まで気を使っていられなくって(汗)。
りえ:私も上がり症だからわかります。でもこれにも簡単な「いい方法」があって、一文を短く話す「秘訣」は、一文ごとに口を閉じることです。これをやるときちんと「です、ます」で終わることができるようになるんです。
Mさん:そうすると、余計な「えー」「えっと」も言わなくて済みますね。早速、試してみます!
今日のレッスン「話のダラダラ感をなくす」秘訣
ポイント1 話の冒頭に、つい出る「えー」「あのー」を言わない
ポイント2 話を「~です」「~ます」で終わらせ、一文を短く話す
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