驚異的な収益力と安全性を保つファナック
まずは、ファナックの2016年3月期第1四半期(2015年4〜6月)の決算内容から見ていきましょう。
損益計算書(6ページ参照)から業績を調べますと、売上高は前の期より20.9%増の1974億円。本業の儲けを示す営業利益は、11.4%増の739億円。最終利益である四半期純利益は、12.3%増の507億円となっています。絶好調ですね。
注目したいのは、売上高営業利益率(営業利益÷売上高)です。37.5%という驚異的な高さになっています。一般的に、製造業というのは、売上高営業利益が比較的低水準ですが、ファナックに関しては、お客さまから見た自社の価値を高めることや、付加価値率の高い製品を生み出すことで驚異的な収益力を維持しているのです。


















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