日本で最もコロッケを買う福井市民の胸の内 やむにやまれる事情もある

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すると、コロッケと同じ揚げ物の鶏のから揚げやトンカツなども好きだという回答が多数。好きすぎて、福井ではラーメンと一緒に揚げ物をよく食べるという話も聞けた。

実は、福井はカツを食べる量も日本一。「ソースカツ丼」は言わずと知れた福井の名物で、100年以上愛されるソウルフードだ。トンカツ愛が強い福井には、オムライスの上にドーンとトンカツをのせた・ボルガライスという珍しいメニューもある。

さらに詳しく調べてみると、福井の人は「油揚げ」も大好きだということがわかった。確かに、地元スーパーの油揚げ売り場はとても広い。なにより、東京ではお目にかかれない種類の油揚げがズラ~~っとならんでいる。それもそのはずで、福井は油揚げの購入額も日本一。しかも、2位以下を大きく引き離して52年も連続で日本一の座にある。

コロッケ、トンカツ、油揚げ――。そう。福井は揚げ物がめっぽう好きな街だった。

油揚げにはさまざまな調理法が

福井のコロッケ好きは、50年以上も日本一の購入額を誇る「油揚げ」にあるのかも――。そう読んだスタッフが、調理方法を聞き込みしてみると、出るわ、出るわ、次から次へと、様々な油揚げの調理方法があることがわかった。

福井では油揚げ料理が盛んだ 

中でも、地元の人が週に何度も食べるという料理が、そのまんま焼く、福井のオフクロの味・油揚げ焼き。表面がカリカリになるまで、高温で一気に焼き、そこへ、おろし、ネギ、仕上げにかつお節を降らせて完成する。学校の給食でも手を替え品を替え、様々な調理法で油揚げを毎日食べていた。

福井で人気の飲食店が「油揚げレストラン」。店内はお客で長蛇の列。福井県一帯から、お客さんが詰め掛けている。厳選された国産大豆で作られた豆腐。これを低温と高温の菜種油で揚げ続ける事、およそ1時間100回以上、揚げの行程を繰り返しようやく油揚げが完成。一時間以上待って、食べるメニューが1枚の油揚げが主役「竹田の油あげ1枚御膳」。お値段は1500円。

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