子供から「人を殺すかも」と言われたらどうする? 気持ちを受け止めて心を開くための受け答え
あるいは「誤解されてしまった」ことを知り、「違うよ」と答えます。子どもから「イエス」か「ノー」のボールが返ってくるわけですから、親にも自分の理解が正しかったのか、間違っていたのかがわかります。
たとえば、子どもから「テストの点が悪かった」と言われれば、「何点だったの?」「どうして間違えたの?」などと聞きたくなるかもしれません。しかし聞きたいという自分の気持ちを優先したのでは、相手の思いを受け取ることになりません。相手のボールを受け取るためには、こんなふうに言います。
「ああ、テストの点が悪かったのね」
「テストの点がよくなかったんだね」
「テストの点が悪くてがっかりしたのね」
子どもが投げた同じボールを投げ返す
このような言葉で子どもの言葉を受け止め、確認し、気持ちを汲むことが、子どもの投げた同じボールを投げ返すことです。同じボールが返ってくれば、子どもは自分が発した言葉の意味やその裏にある自分の感情を整理し、自覚し、より深く考えることができます。
親なら誰でも子どもにあれこれ言いたいことを持っています。それを我慢して、ひたすら子どもの話に耳を傾けるのは不自然であり、親としてストレスがたまるだろうと思われるかもしれません。
しかし「能動的に聞く」のは、言いたいことを我慢することとは違います。「聞く」ことがもたらす驚きや感動を一度体験すれば、子どもの話を聞くのがどんどん楽しくなってくるはずです。
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