●「印象に残る」エントリーシート
今年の調査では学生に「印象に残るエントリーシート」を聞いた。10位以内に、全日空(ANA)、資生堂、カゴメ、電通、旭化成、サントリーホールディングスの6社が、文理の双方に名を連ねている。
「印象に残る」ことはプラス評価のものだけではない。「設問数が多かった」「キャビンアテンダントの写真があった」「自由度が高いほぼ白紙の回答欄」など、印象に残った理由はさまざまだ。
ただ学生のフリーコメントを読むと、ヘンな質問に対して悪意は抱いていない。たとえば「ありきたりで平凡な質問はほとんどなく、私という人格をより良く判断するために良く練られた質問」と好意的だ。
●「印象のよい」「印象の悪い」説明会、面接官
「印象のよい説明会」と「印象の悪い説明会」、「印象のよい面接官」と「印象の悪い面接官」について聞いてみた。
「印象のよい」理由を読むと、「親切」「たくさんの社員」「熱意」「感動」「気さく」「刺激」「真摯」などのキーワードが並ぶ。これらのワードに共通するのは「共感」。「共感」の源泉は社員であり、社員と話すイベントは高評価である。
スムーズなプログラムと運営も評価要因だ。また今回の調査では、東日本大震災に言及したコメントが多い。ある学生は震災時の説明会に参加していたが「帰れなくなった学生を、親身になって対応してくれました」と書いている。「印象の悪い」理由は、上記と反対。「上から目線」「学生を馬鹿にしている」などが並んでいる。
面接官に関しては、「自分の良さを引き出してくれる」面接官に好印象を持っているようである。
(本社:東京千代田区、代表取締役:寺澤康介)
人事のプロを支援するポータルサイト「HRプロ」を運営。新卒/中途採用、教育・研修、労務、人事戦略などの業務に役立つニュース、ノウハウ、サービス情報、セミナー情報を提供している。HR担当者向けのセミナーも東京・大阪で開催している。
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