ゲーム感覚で仕事を楽しめる人が成果を出す理屈 「もっとやりたい」と脳が自然にやる気を起こす

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ビジネスパーソン
人の脳は「成功体験」をしたとき、ドーパミンが出て心地よい状態になります(画像:metamorworks/PIXTA)
脳科学的に考えると、人間が物事を続けられないのは「飽きるから」。脳には「常に新しい刺激をほしがる」性質があります。効果的に脳に働き続けるには、脳に対して「興味の対象」を次々と提示していく必要がありますが、そのやり方の一つが「ゲーム」にすること。
「『継続は力なり』が脳科学的になかなか難しい根拠」(8月11日配信)に続いて、脳神経外科医の菅原道仁さんが脳をその気にさせる方法を綴った『すぐやる脳』より一部抜粋、再構成してお届けします。

ゲーミフィケーションで「マンネリ化」は防げる

人の脳は「成功体験」をしたとき、ドーパミンが出て心地よい状態になります。その上で

ステップ① 自己暗示をかける
ステップ② スモールステップに分ける
ステップ③ ドーパミンを分泌させる

この①~③のステップのサイクルを繰り返すことで、うまく習慣化していくことを「ドーパミン・コントロール」といいます。

「常に新しい刺激をほしがる」という脳とうまく付き合い、ドーパミン・コントロールを「続ける」ために、ぜひ覚えておいてほしい概念が「ゲーミフィケーション」(gamification)です。

ゲーミフィケーションとは「ゲーム」にすること。人にある目的を自発的に取り組ませて達成させるため、ゲーム感覚で楽しめるよう工夫することを指します。

アメリカでゲーミフィケーションのシステムを提供する「リップル」社のCEO、ダニエル・デボウ氏は次のように定義しています。

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