ゲーム感覚で仕事を楽しめる人が成果を出す理屈 「もっとやりたい」と脳が自然にやる気を起こす
「ゲーミフィケーションとは仕事を不真面目に、ふざけて楽しむということではない。人の本性に訴えかけて、人を動かすための仕組みだ」
ゲーミフィケーションの例として、ある「節電ゲーム」をご紹介しましょう。
「節電」でさえ、楽しくできる
「節電」と聞いて「ワクワクする」「心が躍る!」という人は、なかなかいないはず。けれども、ゲーミフィケーションを用いると「節電」でさえ、楽しくすることができるのです。
東日本大震災後、節電が叫ばれる中、「ツイッター」と連動した節電ゲーム「#denkimeter」が登場しました。
ユーザーが、自宅の電力メーターを1時間や1日ごとにチェックして、その数値をツイッターにつぶやくとともに公式サイトに入力すると、節電の「戦闘力」が算出されます。そして、ユーザー同士で獲得ポイントを競い合うという仕組みです。
このように、ゲーム的な要素は、社会をよくする活動の手段としても採用され始めています。この動きは一層広まりを見せることでしょう。
脳科学的に見ても、ゲーミフィケーション(ゲームにすること)が、脳に働きかけ、ドーパミンの分泌につながることは証明されています。
脳はゲームをしたくてしたくてたまらないのです。もっと言えば、遊びたいのです。
ゲーミフィケーションの考え方を応用すれば、「もっともっと、やりたい」と脳が自然にやる気を起こしてくれるようになります。個人レベルで、そのような仕組みを構築していけば、ドーパミン・コントロールをスムーズに「続ける」ことができます。
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