「ジュラシック」に変貌した福井駅の衝撃 駅周辺の至るところに恐竜たちが出現
福井駅西口の壁面には、巨大な恐竜のラッピング装飾が施されている。福井駅の白い壁面いっぱいに、白亜紀前期の福井で生息していた恐竜が描かれている。
これも「JR西日本では初めての試み」(同社)というが、おそらくこれだけのスケールの駅舎恐竜ラッピングは全国でも例がないだろう。
駅舎の壁面の一部には、恐竜が飛び出すように見えるトリックアートが描かれている。実際に見ると、それほど飛び出ているように見えないのだが、写真に撮るとご覧のとおり、壁から飛び出しているように見えるから不思議だ。
動く恐竜モニュメントの設置は今年12月までだが、巨大ラッピングは福井国体が開催される2018年まで掲示されている。
東尋坊や永平寺と並ぶ観光スポット
「恐竜王国福井」を代表する人気施設は、福井県立恐竜博物館である。140億円を投じて2000年7月に開館。入場者数は年を追うごとに増えており、昨年は76万人が同館を訪れた。今や福井県内では、東尋坊や永平寺と並ぶ観光スポットだ。
同館の売りは40体を超える恐竜の全身骨格。福井で発掘されたフクイサウルスとフクイラプトルの復元骨格も展示されている。このほかにも実寸大の恐竜の動くジオラマも展示され、恐竜が生きていた時代を目の当たりにすることができる。
映画「ジュラシック・パーク」でアカデミー賞特殊効果賞を受賞したスタン・ウィンストンがこの映画のために最初に基本制作したベロキラプトルなど、恐竜の彫刻も展示されている。映画ファンなら見逃せないお宝だ。
博物館の外では、化石発掘体験を楽しむことができる施設が2カ所ある。博物館のすぐ近くにある「どきどき恐竜発掘ランド」と、博物館から専用バスで移動して実際の化石発掘現場を見学し、そのすぐ近くで発掘体験できる「野外恐竜博物館」である。
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